倉沢良弦『ニュースの裏側』

いろいろ、書いてます。お仕事のご依頼は、ryougenkurasawa@gmail.com。

移民を受け入れたい人々

青山繁晴議員が怒りまくっている。自民党所属の参議院議員でありながら、自民党を徹底的にこき下ろしている。 見方によれば、自民党総裁選に出馬すると公言している青山議員が、CMプランナーとしての力量を発揮しているとも言えるが、その話の中身は傾聴に値…

結局、誰が勝つの?

今回の衆院補選は折り返しを迎え、現時点での大勢は立憲民主党有利と言えなくもない。中でも注目の的になっているのが東京15区だが、自民党としては唯一候補者を出している島根選挙区が重要になってくることは間違いない。と言っても、ここで大胆な仮説を立…

新旧交代する東京15区

東京15区の騒ぎの本質 自民党が立候補者擁立を回避したことで、今回の補選よりその先にあると言われている解散総選挙の方が注目が集まっている。 東京15区の騒ぎはその表れでもあって、諸派が入り乱れており、その主張もバラバラだ。とはいえ、今回の東京15…

解散前夜

衆院3補選と岸田総理の本音 今回の東京15区、島根1区、長崎3区の衆院補選は現在のところ、自民党の2戦敗は決定している。島根1区については、立憲候補の亀井亜紀子氏が知名度の点で一歩抜きん出ている印象がある。ただ、島根は保守王国とも言われ、元々、自…

賃上げと財政出動と解散と

今年度の賃上げ後の動向 今年の春闘は、上場企業を皮切りにバブル期を超える勢いで賃上げが進んでいる。 現在は、中小企業がどの程度追従出来るか?が目下の関心事だ。一方で、実質賃金が上がらないとの報道が目立つ。もっとも、この数字は2月までの速報値で…

戦争したい人々

戦争をしたい専制主義国家 ウクライナーロシア戦争の状況は、双方での情報戦があり、戦況を確実に知る術は無いに等しい。その中で、かろうじて現地の映像で判断するに、ロシア側はお得意の兵士の大量投入と、旧式の弾薬の大量投入、そしてミサイルを中心にし…

東京15区の混沌と欧米の奴隷商人

東京15区の衆院補選と移民問題が関係あるか?と言われれば、相関関係は無いが、底流にあるものは同じだと感じる。 今回の東京15区補選にみる候補者乱立の状況を分析してみると、自民党の弱体化した選挙には往々、リベラルを自称する候補者が乱立することにな…

中国撤退を決めきれない経営者たち

">チャイナリスクの高まりは日毎に増すばかりだ。特に目立つのが、中国国内の経済を回す為の石炭となっていた不動産市況は下落の一途であり、不動産関連会社のデフォルトは続く。中国の地方政府もまた中国国民も資産形成に不動産を使っていたが、売れない、…

令和6年度予算成立のその後

令和6年度予算が衆参で可決され、決定したことで、通常国会は種々の法案の審議に移ることになる。 野党は自民党の政治資金不記載問題を理由に支持率の回復と、来る衆院解散に向けての潮流を作り出そうとしたが、必ずしもそれは成功したとは言い難い。 各メデ…

再エネ賦課金の先にある問題とは?

2013年以前、旧民主党時代に決定した再エネ賦課金が、令和6年4月から平均的な家庭で1世帯あたり月額1,396円になる。 再エネ賦課金、単価引き上げで標準世帯は月836円負担増に(経産省) - 日本商工会議所 経済産業省はこのほど、再生可能エネルギーのFIT制…

日本は外国人労働者を受け入れるだけの国か?

「春闘」と日銀の利上げ政策への転換 おどろおどろしい題名を付けているが、最後までお読みいただければ、筆者の危惧するところをご理解いただけるものと思う。日本以外の国が利上げ政策などでインフレ対策に苦しむ中、日本はようやく金融緩和の好影響により…

「漂流」する中国

中国の負債額は誰も知らない 昨年12月、中国に投資している外国企業にとって、背筋が凍るようなニュースがダイヤモンドオンラインに書かれた。中国国内の債務総額は一体総額でいくらになるかは誰も見当がつかないのだが、中国の外からの観測による数字だけで…

政治資金不記載を追及して、得する人、損する人

参議院予算委員会で騒ぐテレビタレントたち 国会の予算委員会で野党がやたらと政治資金規正法上の不記載問題で自民党議員や閣僚を追求している。特に熱心に「問題だ〜!」と騒いでいるのが、立憲民主党のいつものメンバーだ。立憲民主党の目的は、当然、自民…

日本保守党よどこへ行く?

衆議院補欠選挙に向けて 3月6日(水)、日本保守党が、来る東京15区の衆院補選に向け初の候補者擁立を行うことを発表した。イスラム研究者の飯山陽氏で、麗澤(れいたく)大学で教鞭を執る学者だ。メディアの出演、イスラム教に関する書籍も多く、数少ないイ…

文春記事に価値は無い

松本人志氏の文春記事によって、あたかも週刊文春が芸能界の闇を暴露していると思っている人は、実は大きな誤解をしていると言えるだろう。確かにジャニーズを解散に追い込んだジャニー喜多川氏の性加害問題を暴露してきた文春は、社会に対して芸能界の構造…

政倫審開催と小野寺委員長解任決議案という茶番

野党国対のつまらなさの表象 実につまらないと言うのが、率直な感想だ。政治倫理審査会を開催したとて、それ自体に何の意味も無いことは国会議員なら知っている筈なのだが、どうも野党議員は鬼の首を獲るかのように政倫審の開催を迫っていた。ところが、2月2…

移民と難民の違いと、その先にあるもの

川口市、蕨市問題の本質とは? 先日のAbemaTVにおける埼玉県川口市のクルド人問題に関しての放送が物議を醸している。今回の一件は、川口市、蕨市に住むクルド人に対して抗議行動を起こした団体に対し一部クルド人が日本人批判を行ったと言われるものが発端…

今、緊縮財政に向かうと日本は沈没する

令和6年国会の予算委員会の中で、野党議員は執拗に植田日銀総裁と鈴木財務大臣への追求を行なっている。野党の狙いはどこにあるのだろうか? それは日銀のマイナス金利政策を変更しろと言いたいのだ。つまり、欧米が利上げ政策を行なっているのだから、日本…

原口一博議員の発言の何が危険なのか?

X(旧Twitter)にポストされている立憲民主党の原口一博議員の言説は、非常に危険な思想を孕んでいると考える。 一般論として考えてみよう。日本にとって「勝てない戦争」に支援を続ける事は、以下の2つの意味でも誤りだと言えると思う。❶『勝てない戦争』…

プーチンの本音、プーチンの本質

プーチンの本音 2月5日、元アメリカFOXテレビのアンカーだったタッカー・カールソン(Tucker Carlson:Tucker Carlson Network)がプーチンへの長時間インタビューを行った。長年、プーチンの発言を見てきた人々やウクライナ侵攻以後のプーチンの発言を見てき…

裏金問題の本質とは何か?

問題を大きくしているのは誰か? このポストに代表されるように、今回の自民党のパーティー券キックバック不記載問題をことさら大変なことのように喧伝する発言が、聞かれる。 裏金を議員本人が認めても、三千万円以下は法的本拠なしに不起訴になり、彼らは…

日本のマスコミが日本を敵に回す理由

マスコミとは何か? 日本は、明治維新によって西洋列強から史上最大の物を輸入した。それが「民主主義」と言う概念だ。元々、日本は士農工商穢多非人に代表されるように、階級社会だった。インドのように生まれによって自分の階級が決まっていて、それを受け…

対中債務国を追い詰める中国の中華思想

対中債務を抱える国が、デフォルトを含む国内経済の破綻状況に陥っており、それは深刻な問題となっているのは周知の通りだが、これに対して、中国は明確な指針を示しているのだろうか?元々、「一帯一路」の甘言に乗せられ、国内経済が逼迫している国は、そ…

安倍派叩きの裏側

岸田総理の本音 自民党の一部議員から、安倍派の幹部だった議員に離党を迫る動きがあると言う。それは問題の本質ではないと言う意見は兎も角、トカゲの尻尾切りを行った自民党は、果たして第二自民党を結成する動きになるのだろうか?それとも、岸田総裁が言…

何故、今のイスラム教徒を文化的侵略者と言えるのか?

欧米社会が大変なことになっている。これは移民政策の失敗の結果であり、退去して押し寄せる不法移民保護を訴えているボランティア団体とその団体に金を出している政府や企業の責任だ。 Cultural enricher in Rome wants to travel without a ticket but is …

自民党は派閥解消すべきではない

派閥解消の流れが・・・ 岸田総理は今回の政治資金パーティーのキックバック問題を受け、自らの派閥である宏池会を解散する意向を示し、また二階派も事実上の解散を決定した。 “岸田派の解散を検討” 首相が表明 政治資金パーティー問題で | NHK 【NHK】自民…

サヨクが頑張ると、日本の有権者は正常化する

マルキストは共産主義者ではない 日本のサヨクが調子に乗って過激になる程、日本人は目覚めて、「サヨクに日本を任せるとロクなことにならない」と、本質に気づき、正常化する。 現在の日本において、野党支持者の多くはマルキストなどと言われても、ほとん…

中華民国と中華人民共和国

前回の補足説明として 何故、中国共産党が台湾統一を目指しているか?をご存知ない方の為に補足を入れておく。また、今回の台湾総統選挙の結果に対して、アメリカのバイデン大統領が「台湾独立を認めない」と発言したことに違和感を感じている人が多いように…

『週刊文春』報道の裏側

メディアの正義とは? あたかも週刊文春が日本のマスコミの正義であるかのように語る人が多いが、文藝春秋社は元々、政治家の下ネタを探ってきた会社であり、下ネタは得意中の得意であるというだけで、報じている中身が真実であるか否か?など、彼らにとって…

災害の度に湧いてくる人々③

被害状況と政府の対応 石川県能登半島で起きた地震から10日が経過し、徐々に能登半島全域の状況が判明し始めた。能登半島全域に広がる高齢者を中心とした集落に向かうには、限られた道路を使わなければならないが、半島をぐるりと回る道路はあちこちで寸断さ…