倉沢良弦『ニュースの裏側』

いろいろ、書いてます。お仕事のご依頼は、ryougenkurasawa@gmail.com。

2024-03-01から1ヶ月間の記事一覧

再エネ賦課金の先にある問題とは?

2013年以前、旧民主党時代に決定した再エネ賦課金が、令和6年4月から平均的な家庭で1世帯あたり月額1,396円になる。 再エネ賦課金、単価引き上げで標準世帯は月836円負担増に(経産省) - 日本商工会議所 経済産業省はこのほど、再生可能エネルギーのFIT制…

日本は外国人労働者を受け入れるだけの国か?

「春闘」と日銀の利上げ政策への転換 おどろおどろしい題名を付けているが、最後までお読みいただければ、筆者の危惧するところをご理解いただけるものと思う。日本以外の国が利上げ政策などでインフレ対策に苦しむ中、日本はようやく金融緩和の好影響により…

「漂流」する中国

中国の負債額は誰も知らない 昨年12月、中国に投資している外国企業にとって、背筋が凍るようなニュースがダイヤモンドオンラインに書かれた。中国国内の債務総額は一体総額でいくらになるかは誰も見当がつかないのだが、中国の外からの観測による数字だけで…

政治資金不記載を追及して、得する人、損する人

参議院予算委員会で騒ぐテレビタレントたち 国会の予算委員会で野党がやたらと政治資金規正法上の不記載問題で自民党議員や閣僚を追求している。特に熱心に「問題だ〜!」と騒いでいるのが、立憲民主党のいつものメンバーだ。立憲民主党の目的は、当然、自民…

日本保守党よどこへ行く?

衆議院補欠選挙に向けて 3月6日(水)、日本保守党が、来る東京15区の衆院補選に向け初の候補者擁立を行うことを発表した。イスラム研究者の飯山陽氏で、麗澤(れいたく)大学で教鞭を執る学者だ。メディアの出演、イスラム教に関する書籍も多く、数少ないイ…

文春記事に価値は無い

松本人志氏の文春記事によって、あたかも週刊文春が芸能界の闇を暴露していると思っている人は、実は大きな誤解をしていると言えるだろう。確かにジャニーズを解散に追い込んだジャニー喜多川氏の性加害問題を暴露してきた文春は、社会に対して芸能界の構造…

政倫審開催と小野寺委員長解任決議案という茶番

野党国対のつまらなさの表象 実につまらないと言うのが、率直な感想だ。政治倫理審査会を開催したとて、それ自体に何の意味も無いことは国会議員なら知っている筈なのだが、どうも野党議員は鬼の首を獲るかのように政倫審の開催を迫っていた。ところが、2月2…

移民と難民の違いと、その先にあるもの

川口市、蕨市問題の本質とは? 先日のAbemaTVにおける埼玉県川口市のクルド人問題に関しての放送が物議を醸している。今回の一件は、川口市、蕨市に住むクルド人に対して抗議行動を起こした団体に対し一部クルド人が日本人批判を行ったと言われるものが発端…

今、緊縮財政に向かうと日本は沈没する

令和6年国会の予算委員会の中で、野党議員は執拗に植田日銀総裁と鈴木財務大臣への追求を行なっている。野党の狙いはどこにあるのだろうか? それは日銀のマイナス金利政策を変更しろと言いたいのだ。つまり、欧米が利上げ政策を行なっているのだから、日本…

原口一博議員の発言の何が危険なのか?

X(旧Twitter)にポストされている立憲民主党の原口一博議員の言説は、非常に危険な思想を孕んでいると考える。 一般論として考えてみよう。日本にとって「勝てない戦争」に支援を続ける事は、以下の2つの意味でも誤りだと言えると思う。❶『勝てない戦争』…